問題解決へと導くテンプレートが、手軽なノート形式になりました
チームで行う“ワークシート発想法”を、個人レベルでも実施できるようにノート形式にしました。解決案の策定を「1.問題の記述」~「5.解決策」までの5ステップで進めていくとともに、各ステップでは縦3×横3の9マスシートで思考が拡がるような仕組みになっています。また各マスに設けられた評価基準により、思考の選択と集中が図られます。
入手方法はコチラ⇒ココをクリック
PDF形式となっておりますのでダウンロード後に印刷してお使いください。
問題解決ノート、アイディア発想ノート、戦略策定ノートの3点セットとなっています。(¥1,100)
1.問題解決の流れ
- この問題解決ノートは、1セット4ページで構成されており、さらに各ページには上下2つのワークシートが配置されています。
- そして、その解決案の策定を「1.問題の記述」~「5.解決策」までの5ステップで進めていきます。
2.9マスシートの基本的な使用方法
- テーマに対する考えをシート左上のマス(1と書かれているマス)に書き込み、同様に時計回りの順でマスを埋めていきます。
- 一つのマスの文字数は20次~30字前後とし、8つのマスがすべて埋まるまで出していきます。
- マスが全て埋まったら、それぞれの考えを3段階で評価してマス右下の〇印を塗ります。
- “重要なマス”を選んで黒太線で囲み、次のシートの中央マスに転記します。
3.各ステップでのポイント
- 第1ステップでは、対象となる問題、そしてその問題がもたらす“影響”や“本体のあるべき姿”を明確にします。
- 中央のマスに取り上げる問題を記述し、その周りのマスに5W1Hの要領で詳細な情報を書き込んでいきます。
- その際に、「その問題が何件発生したか」「どのくらい損失が出たか」といったような数値情報も記載してください。
- 第2ステップは問題が起こった原因を探り出す工程です。
- シート中央のマスに「~となった原因を列挙する」あるいは「~となっている原因を列挙する」という形式でテーマを記入します。「~」のところには懸案となっている問題が入ります。
- 全てのマスが埋まったら、それぞれの原因について、当該問題の発生にどの程度影響しているかという観点で評価し、マスの右下にある〇印を評価の段階に応じて黒ペンで塗ります。
- 影響度の高い原因(●印)の中から1つか2つ取り上げてマスの淵を黒ペンで囲みます。
- 第3ステップでは、主要な原因についてさらに「なぜそのような原因が起こったのか」という、原因の原因を考えます。
- シート中央のマスに「~となった原因を列挙する」あるいは「~となっている原因を列挙する」という形式でテーマを記入します。「~」のところには前ステップの「主要な原因」が入ります。
- 第2ステップと同様に個々の原因の評価・絞り込みを行います。
- 第4ステップは、前ステップで特定された原因に対処するアイディアを生み出す工程です。
- 前ステップで採択された重要な原因をひとつ取り上げ、それを課題表現にしてシート中央のマスに記入します。
- 例)原因「朝は時間がない」⇒課題「朝、時間を作るにはどうするか」
- テーマに対するアイディアを出していき、すべてのマスが埋まったら、次の基準で各マスのアイディアを評価します
効果 ⇒やや効果がある〇/効果がある/かなり効果がある●
実現性⇒かなり困難〇/困難だができる/比較的容易にできる● - 「かなり効果あり●/比較的容易にできる●」と評価されたアイディアを2つ~3つ採択します。もしなければ「かなり効果あり●/困難だができる」の中から選びます。選んだアイディアを黒で囲みます。
- 第1ステップのシートを参考にして、懸案となっている問題と本来のあるべき姿を記述します。
- 第4ステップで採択されたアイディアを、解決策1~解決策3に記入します。
いつ(いつまでに)、だれが、どこで、どのようにやるか、何がどうなるまでやるか(ターゲット)、費用はどのくらいかかるか、という具合に具体化しておくことが重要です。 - そして、解決策ごとにその実行に責任を持つ者を決定します。