会社概要

業種家具製造
年商売上20億円
本社所在地岐阜市

従前の経営課題

  1. 製造部門では、とにかく納期が最優先で、品質とコストは二の次であった。
  2. 統一された品質基準がなく、適合品か否かはライン長の判断に委ねられていた。そのため、クレームによる不良返品が売上の1%程度発生していた。
  3. コストや利益についても、営業担当者の見積り基準が曖昧で、実際の製造原価とは乖離していると誰もが思っていた
  4. 小ロット短納期の物件が多くなり、生産効率が著しく低下して収益を圧迫していた

対応策

  1. 品質面については、専任の品質管理担当者をおき、社内の品質標準を定め、限度見本やクレーム品の掲示を行うようにした
  2. また作業員のスキルアップを図るために、スキル標準表を定め、それに準じて個々のスキルアップ計画とローテーション計画を6ヶ月単位で作成した
  3. 生産ロット(生産指示書)単位で段取り時間(固定的要素)と加工時間(変動的要素)を作業日報に記録させ、それぞれの標準時間を設定した。(1段取り*分、1加工あたり*分)
    ラインごとの標準レートを算出し、それを標準時間に乗じて製造原価の見積もり基準を策定した

成果

  1. 出荷基準が厳格になったことにより、当初1%程度であった不良返品率が次年度では0.6%に低下した
  2. ラインリーダーが「誰をどうやって育てるか」という明確な意思を持って、部下と接するようになった
  3. 営業見積り(市場要求コスト)と製造原価(実際コスト)との乖離を認識することで、製造部門におけるコストダウン目標が明らかになった。営業部門は見積り基準が明確となった