会社概要

業種金属製品製造及び販売
年商売上23億円
本社所在地名古屋市

従前の経営課題

  1. 経営トップは「売上をアップさせても、果して儲かっているかどうか、キャッシュ面ではどうなのか?」という疑問を抱えていた
  2. 少量・短納期対応を強みとしてやってきたが、見積に対するルールが曖昧で営業担当者任せになっており、受注案件ごとの収益性にかなりのばらつきがある
  3. また、B工場では大手得意先の製品や部品在庫を大量に抱え、資産の効率性を悪化させている
  4. 現場では忙しく働いているが、ラインの稼働率が低い。特にA工場は、少ロット品が多く効率が悪い
  5. 従前からのオフコンでは、どの受注がいまどの段階にあるのかトレースができない状態であり、必要な経営情報も瞬時に見ることができない状態であった
  6. 2代目社長と、実質的な影響力を持つ生え抜きの専務のねじれ現象が生じていた

対応策

  1. 財務、顧客、商品、業務プロセス、従業員の視点から、経営全体の診断を実施し、全社的な課題マップを作成して重要課題を絞り込んだ (図1参照
  2. A工場に置いては機械稼働率が47%以下、その主たる原因はネジ切り工程と曲げ工程における段替えと判明。自動化はかなりの設備投資となるため、熟練工のスキルを標準化して後進に継承していくしくみをつくった
  3. また、B工場の得意先の在庫については適正在庫量を設定し、生産計画を事前に本部に提出し、承認を得るようなルールを設定した
  4. ICタグを利用した加工品の工程管理システムを導入し、受注案件のトレースができるようにした
  5. お客様情報と仕入先情報のデータベース化を行いクレームの財産化を行った
  6. 従業員満足を下げている大きな要因の一つに、リーダーシップの欠如が指摘された。社長は現場にも頻繁に足を運び、積極的に声がけを行うようにした。また、電子メールを活用して、経営者と従業員のダイレクトなコミニュケーションができるようにした。

成果

  1. IT投資のための助成金を獲得し、経済産業省のIT経営百選の優秀賞を受賞した
  2. 全社統合IT システムの導入により、顧客・製品別に情報分析を実施し個別単価の見直しで利益率が向上し、受注案件のトレースがすぐに行えるようになった
  3. 機械稼働率、在庫回転率、従業員満足度に関しては、その後のフォロー調査を行っていない為、掌握していない

図1:課題関連図

画像の説明

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